差分の一般化に関するツイートまとめ
はじめに
最近、微分環や差分の一般化について考えていたので、ツイート見つけ出すのが難しくなる前にまとめときます。
ツイートまとめ
lim[h→0](f(x+h) - f(x-h))/*1
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月12日
って、対称微分っていうらしい
高校生に頃に考えてた概念に名前ついてて嬉しいhttps://t.co/V0UXiSUwHI
微分可能なら対称微分可能だし(逆は成り立たない)
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月12日
絶対値関数 │x│ は対称微分可能だし、
準平均値の定理ってやつもあるらしい https://t.co/O8SYUiuI5w
差分(微分の仲間)
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月12日
Δf(x) := f(x+1) -f(x)
って、ライプニッツ則(もどき)を満たすみたい
Δ(f(x)g(x))
= Δf(x)g(x+1) + f(x)Δg(x)
= Δf(x)g(x) + f(x+1)Δg(x)
あれもしかして、
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月12日
f'(x) = (f(x+h) -f(x))/h
で定義される微分もどきって
(f(x)g(x))'
= f'(x)g(x+h) + f(x)g'(x)
= f(x)'g(x) + f(x+h)g'(x)
が成り立つのでは
微分環の定義
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月12日
∂(x+y) = ∂(x)+∂(y)
∂(xy) = ∂(x)σ(y)+x∂(y) = ∂(x)y+σ(x)∂(y)
となる関数∂、σが存在する
とした方がいいんじゃないかな
もしくは差分環とでも呼ぶ?https://t.co/4SwO6LSDXk
3つの積で考えてみたけど、
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月15日
6パターンあるな。
(fgh)’
= f’g*h*+fg’h*+fgh’
= f’g*h*+fg’h+fg*h’
= f’gh*+f*g’h* + fgh’
= f’gh+f*g’h*+f*gh’
= f’g*h+fg’h+f*g*h’
= f’gh+f*g’h+f*g*h’
予想だと、nつの積はn!パターンある気がする
乗法的積分ってものがあるらしい
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月15日
https://twitter.com/lovemeasure9
微分環と双対数(二重数)に関係があったとは
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月15日
まあ自動微分とかみたいな話あるからなhttps://t.co/EHlusdKZ4C
半分配環論入門読みたい〜
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月16日
(環から片側の分配を削ったやつっぽい)
関数の合成と関数の積(和)って近環になるのかな
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月16日
差分って、もしかして連鎖律成り立たないのか?
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月15日
f( g(x+1)) - f(g(x) ) = ( f(g(x)+1) - f(g(x)) )(g(x+1)-g(x))
g(x+1)=g(x)+1となるようなg(x)なら成り立つ気がする
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月15日
差分って、積の公式っぽいのがあって微分っぽいと思っていたけど、連鎖律っぽいのがないのは微妙だな
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月15日
合成関数の差分が知りたい
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月15日
合成関数の中身の方は取り出せるけど、
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月15日
外側の部分がh→0以外では差分とかにならないんよな pic.twitter.com/fBXVwRcuUC
自然数乗の場合の合成関数の差分はこんな感じになりそう pic.twitter.com/6ZoaFcHUO6
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月16日
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
環において
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
∂(x+y) = ∂(x)+∂(y)
∂(xy) = ∂(x)y+x∂(y)
という写像∂が存在するとき
∂(ζ(x)) = x
ζ(∂(x)) = x + c
∂(c) = 0
を満たす写像ζ(x)が存在するとか?
ところで
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
∂(x) = 1
∂(c) = 0
となる x や c って名前あったりするのかな
つまり微分して乗法単位元になるものと
微分して加法単位元になるもの
やった!!一般化した差分における対数の類似した関数の積分表示作れたっぽいぞ
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
h→0で自然対数になってくれるし、
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
差分すると1/xになる https://t.co/rQsFDNVPkO pic.twitter.com/CpLAJt6ZYU
どうやってこの関数を求めたかメモしとくか
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
まず次の性質を満たすものを、差分における対数に類似した関数L(x)とする
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
1.L'(x) = 1/x
2.L(1) = 0
L'(x) = 1/xというのは
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
(L(x+h) -L(x))/h = 1/x すなわち
L(x+h) = L(x) + h/x
つまり
L(x+2h) = L(x+1) + h/x+1 = L(x) + h/x + h/x+1
…
L(x+nh) = L(x) + h∑[k=0…n-1]1/x+kh
x=1として
L(1+nh) = h∑[k=0…n-1]1/1+kh
∑[k=0…n-1]1/1+kh
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
をどうするかが問題になる
ここでは簡単のためにh=1を考える
H(n) = ∑[k=0…n-1]1/1+k
H(n)は
H(1) = 1
H(2) = 1+1/2
H(3) = 1+1/2+1/3
…
このH(n)という自然数の逆数和は調和数と呼ばれ
次のような積分表示が知られている
H(n) = ∫[0,1] 1-t^n/1-t dt
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
これは
1-t^n/1-t = 1+t+t^2+…+t^n-1
が成り立つことと
その積分
∫1+t+t^2+…+t^n-1
= t+t^2/2+t^3/3+…+t^n/n
を考えると
成り立つことがわかる
h=1のときは
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
L(1+n) = ∑[k=0…n-1]1/1+k = H(n) = ∫[0,1] 1-t^n/1-t dt
x=1+hで置き換えると
L(x) = ∫[0,1] (1-t^x-1)/(1-t) dt
ではhが一般の場合はどうだろうか
L(1+nh) = h∑[k=0…n-1]1/1+kh
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
のうち、∑[k=0…n-1]1/1+khに注目して考える。
G(n) = ∑[k=0…n-1]1/1+khとすると
G(1) = 1
G(2) = 1+ 1/1+h
G(3) = 1+ 1/1+h + 1/1+2h
今回はこの数列の積分表示を見つけたいが、先ほどと同じような手順で求めることができる
t + t^1+h/1+h + t^1+2h/1+2h+ …+ t^1+(n-1)h/1+(n-1)h
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
というtの関数に1を代入した関数がG(n)となる
なので、このtの関数を微分したものを[0,1]で定積分すれば良い
t + t^/1+h + t^1+2h/1+2h+ …+ t^1+(n-1)h/1+(n-1)h
は微分すると
1 + t^h + t^2h + … + t^(n-1)h
これは
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
(1 - t^nh)/(1-t^h) と表される
つまりG(n) = ∫[0,1] (1-t^nh)/(1-t^h) dt
L(1+nh) = h∑[k=0…n-1]1/1+kh
= hG(n) = h∫[0,1] (1-t^nh)/(1-t^h) dt
x = 1+nhと置くと、
L(x) = h∫[0,1] (1-t^((x-1)/h)h)/(1-t^h) dt
= h∫[0,1] (1-t^(x-1)/(1-t^h) dt
説明終わり
(1+h)^x/h は
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
h∫[0,1] (1-t^(x-1)/(1-t^h) dt
の逆関数ではないみたい pic.twitter.com/JiamsWGM0u
取り合えず合成してみた pic.twitter.com/6cm9RTeglq
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
L(xy) = L(x)+L(y)
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
は流石に成り立たないっぽいね pic.twitter.com/r3LaSAxeXe
類似した公式はないのかな?
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
知りたい
とはいえ、十分大きい値では近い値取るみたいだけどね
— 愛計@0時就寝0日目Progat0日目(連続記録) (@lovemeasure9) 2023年5月17日
(対数オーダーの関数なら全部そうなのでは?)
あとは積abがa<<bとかでも、近くなるみたい pic.twitter.com/foAkyrJVjp
*1:x+h) - (x-h